JLCATとは?

JLCATは、日本語の総合コミュニケーション能力を測定するコンピュータベースの試験システムです。
日本語学習者の「認識能力」を「聴解」と「読解」の2つの能力で測定、また「表現能力」を「会話」と「記述」の2つの能力で測定、言語能力の基本となる4つの能力を総合的に測定し、受験者の日本語コミュニケーション能力を判定する試験です。

「聴解能力試験」と「読解能力試験」は、選択肢から正解を選ぶ「項目応答理論(IRT /Item Response Theory)」を応用したコンピュータプログラムを活用し、受験者の「認識能力」を相対的に評価します。
また、「会話能力試験」と「記述能力試験」では、キーボード及びマイクを使用して解答する。その文章や音声を複数の熟練した日本語教員が採点し受験者の「表現能力」を正確に評価します。
最終的には、受験者の総合的な日本語コミュニケーション能力を、CEFR軸に規定された「A1」から「C2」までの6段階で相対的に判定します。

一般社団法人
国際教育促進協会

試験概要

試験名称
日本語コミュニケーション能力測定試験
JLCAT(=Japanese Language Communication Ability Test)
実施機関
一般社団法人 国際教育促進協会
Association of International Educational Exchange
※2021年9月より実施機関変更。
試験目的
日本語を母語としない人々の日本語でのコミュニケーション能力を客観的に測定するための試験。
日本語でのコミュニケーション能力を正確に把握することで、以降の学習に活用頂くほか、その測定結果を進学や就職の際の日本語コミュニケーション能力証明として活用頂くことを目的とする。
受験資格
日本語を母語とせず、かつ日本語を学習している者。
本試験受験時の学歴・年齢・国籍等、出願の制限はありません。
受験形態
希望する日程・セッションを選んで出願、当日は自宅で受験する「自宅受験方式」を採用しています。
出願方法
本サイトで新規ID登録を行い、マイページで希望する日程・セッションを選択して出願します。
検定料
4技能測定試験 20,000円
新型コロナウイルス感染症等の影響を踏まえて15,000円に割引いたしております。
※検定料のお支払いは出願時に日本円でWEB決済にてお支払いただきます。
※クレジットカード決済、デビッドカード決済、WECHATペイに対応しています。
受験時間
4技能能力測定試験 合計210分構成
※認識能力試験120分(聴解能力試験60分、読解能力試験60分)、表現能力試験70分(会話能力試験20分、記述能力試験50分)で構成。
※認識能力試験と表現能力試験の間に20分の休憩あり
試験構成
JLCATは、「認識能力」を「聴解力」、「読解力」の2技能で、そして「表現能力」を「会話力」、「記述力」の2技能で測定する、本格的な日本語4技能能力測定試験です。
本試験はいずれの試験も各受験者の自宅で、ネットワーク接続されたコンピュータを使用して受験します。
「認識能力試験」は、画面や音声で提示される選択肢を選んで解答、一方、「表現能力試験」は、コンピュータに接続されたキーボードとマイクを使用して会話や文章をレコ―ドして解答します。
尚、自宅受験中の試験監督の為のWEBカメラと十分なネットワーク環境が必要となります。
成績基準
本試験受験者の成績は、「聴解能力」、「読解能力」、「会話能力」、「記述能力」の4つの試験を通して相対的に判定され、外国語学習者の世界的な評価基準であるCEFR軸の6段階の能力で判定します。
※CEFRは、初級から上級に向け、A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階で評価されます。
CEFR軸の詳細はこちら
日本語及び英語学習者の習得能力を比較したCEFR軸対照表はこちら
成績証明
JLCAT受験者には、「日本語コミュニケーション能力測定試験 成績証明書」を発行します。受験後、約1か月でマイページに成績データがアップロードされ、同時にメールで通知されます。アップロードされた成績証明書データは、マイページからダウンロード、受験者がプリントアウトし、日本語証明として活用することができます。
成績通知書
※この成績証明書には、固有のQRコード及び電子すかし番号(watermark)を記載しています。
※日本語学校や大学・専門学校への留学申請の際の日本語能力証明としてお使い頂けます。
※2021年9月以前に発行された旧実施機関による成績証明書も有効です。
(2021年9月以降にマイページから成績証明書を再度ダウンロードしていただければ新書式となります。)