JLCATは、日本語の総合コミュニケーション能力を測定するコンピュータベースの試験システムです。
日本語学習者の「認識能力」を「聴解」と「読解」の2つの能力で測定、また「表現能力」を「会話」と「記述」の2つの能力で測定、言語能力の基本となる4つの能力を総合的に測定し、受験者の日本語コミュニケーション能力を判定する試験です。
「聴解能力試験」と「読解能力試験」は、選択肢から正解を選ぶ「項目応答理論(IRT /Item Response Theory)」を応用したコンピュータプログラムを活用し、受験者の「認識能力」を相対的に評価します。
また、「会話能力試験」と「記述能力試験」では、キーボード及びマイクを使用して解答する。その文章や音声を複数の熟練した日本語教員が採点し受験者の「表現能力」を正確に評価します。
最終的には、受験者の総合的な日本語コミュニケーション能力を、CEFR軸に規定された「A1」から「C2」までの6段階で相対的に判定します。