各試験詳細

認識能力試験

聴解能力試験

Listening聴解能力試験

試験時間60分/出題数75問程度

短文や会話の意味が的確に理解できているかを問う事だけでなく、日本語コミュニケーションの基礎となる聴解能力、即ち、語彙、文法、知識から得られる総合的な状況理解力を判定します。
※難易度が自動的に変化する「IRT方式」を採用。

出題形式
カテゴリ 評価区分
会話 聴解・聴読解
応答 聴解
説明 聴解・聴読解
語彙
文法
読み(語彙)
穴埋め(語彙)
穴埋め(文法)
用法(語彙)
読解能力試験

Reading読解能力試験

試験時間60分/出題数100問程度

読解力は、従来の漢字圏学習者に有利な短文・長文の理解度測定だけでなく、漢字の読みなども組み入れた文章認識度合いを判定します。
※難易度が自動的に変化する「IRT方式」を採用。

出題形式
カテゴリ 評価区分
語彙 読み
表記
穴埋め
言い換え類義語
用法
文法 穴埋め
文の組み立て
文章の文法
読解 短い文章
中程度の長さの文章
長い文章
情報検索

表現能力試験

会話能力試験

Speaking会話能力試験

試験時間20分/出題数4問

日本語話者に理解しやすい言葉で話すことができるか、一般的なコミュニケーションにおいて、筋道の通った継続的なやりとりができるか、日常生活において、また学校や職場での必要なやりとりをするために、適切に言葉を選択し、使うことができるかを判定します。

出題形式
カテゴリ 出題数 解答時間 課題概要 評価区分 配点
発表 1 文章:50文字程度
準備:60秒
解答:2分
与えられたテーマについて話す 構成 30点
課題
音素・流暢さ
語彙・表現
文法
対話 2 音声(10~20秒程度)及び解答:
解答:2分30秒
画像を見ながら会話を聞き、その最後の発話に対して応答する やりとり 30点
音素・流暢さ
語彙・表現
文法
意見 1 文章:300~500文字程度(6分)
音声(30~60秒程度)及び準備:2分
解答:2分
文章を読み、それに対する会話を聞いて、自分の意見を話す 構成・課題 40点
音素・流暢さ
語彙・表現
文法
合計 4 20分 100点
読解能力試験

Writing記述能力試験

試験時間50分/出題数3問

適切な語彙・語句を使用し、文法的に正しい文章を作成できるか、簡単な情報、質問、指示、話などを伝えるために複数の文で構成される文章を作成することができるか、複雑な考えを表すために、状況に応じて理由、根拠、詳しい説明などを述べながら複数の段落から構成される文章を作成することができるかを判定します。

出題形式
カテゴリ 出題数 解答時間 課題概要 評価区分 配点
作文 1 30分 与えられたテーマについて作文する 構成 50点
課題
文法
正書法の把握
語彙の使いこなし
要約A 1 10分 独話を聞き、その内容を要約する 全体(課題と構成) 50点
文法
正書法の把握
語彙の使いこなし
要約B 1 10分 対話を聞き、その内容を要約する 全体(課題と構成)
文法
正書法の把握
語彙の使いこなし
合計 3 50分 100点

CEFR軸とは?

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment:外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)は、語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、分かりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表したもの。

CEFRが示している6段階の共通参照レベル

熟練した
言語使用者
C2 聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。
C1 いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる。
自立した
言語使用者
B2 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
B1 仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
基礎段階の
言語使用者
A2 ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
A1 具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。

(出典) ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構