CBTとIRT

コンピュータ適応型テスト /略称:CBT(Computer Based Testing)

コンピュータ上で行う試験全般の呼称。
1980年代からアメリカで開発され、その後、世界へ、また様々な試験で取り入れられている手法。
従来の試験では受験者全員が、同じ試験を、同時に、受験することが必須条件であったが、下記に記載する新しいテスト理論である「項目反応理論/略称:IRT」により、試験項目のストックを保守し、複数の試験の難易度を同等と見なす処理を行うことにより、より柔軟なテスト実施が可能となった。

項目反応理論/略称:IRT (Item Response Theory)

項目応答理論とは、欧米諸国で広く用いられている新しいテスト理論。
設問毎の配点による偏差値方式等、従来テスト理論と比し、受験者評価が不変的な能力値により判定できるものとされている。
評価項目群への応答に基づいて、受験者の特性や評価項目の難易度及び識別力を測定するための試験理論である。
個人の能力値、項目の難易度といったパラメータを、評価項目への正誤のような離散的な結果から確率論的に求めようとする点である。